株式投資は「資産運用」の中の手段の一つ。
そう思い、資産運用本で有名な内藤忍さんの「10万円から始める!初めての人のための資産運用ガイド」を読み直しました。
結論
株式、債券型の資産を資産全体の80%として、その他の資産に20%を配分する。
参考になったこと
・リスクについて
金融の世界ではリスクとは「不確実性」のこと。「リスクが高い」というのは、将来どうなるかが様相しにくく、「リスクが低い」というのは将来が予想しやすい状態を指します。
・資産運用の定義について
資産運用というのは、このリスクをどのようにしてどこまで取るのかを決めて、リターンを狙う行為と定義することができます。
・アセットクラスについて
資産を①日本株式、②日本債券、③外国株式、④外国債券、⑤流動性資産、⑥その他の資産の6つに分類する。(中略)投資で最も重要なのは、実はこのアセットクラスそれぞれにどのように資産を配分してくか、要はいくらずつ投資するか、になる。
・アセットアロケーションの重要性
米国の大手運用会社バンガード社が約40年のデータを使って調査した研究によれば、「アセットアロケーションの違いが月次リターンの差異の77%を決める」という結果が出ています。
銘柄選択やタイミングよりアセットアロケーションが重要、つまり「投資で成功するためには、アセットアロケーションをまず考えるべき」だということです。
・資産配分のカギ
株価のリスクと為替のリスクをどの程度にするかが、資産配分を決めるときの最大のポイントになるのです。
株式、債券型の資産を資産全体の80%とし、その他の資産に20%を配分します。そして、株式型資産の比率を資産全体の40%、外貨資産の比率を資産全体の40%になるように、6つの資産の配分を決めます。
・モニタリングとリバランス
3ヶ月に1回、自分の資産を見直し、時価評価して、配分比率が変わってい無いかどうかをチェックしていきます。(中略)もう1つのリバランスとは、資産配分が理想の状態とずれてきたときに、比率の大きなものを売却し、比率が低いものを購入してあるべき配分比率に修正していくことです。
・資産運用の投資可能金額
資産運用の投資可能金額は「持っている資産全体ー生活費の3ヶ月分ー10年以内に使う資産」となります。
雑感
本の後半には貯金額別の投資実例が掲載されており、とても参考になります。
アセットアロケーションを意識して、今後の資産運用を進めていきます。