水瀬ケンイチ氏の著書「お金は寝かせて増やしなさい」を読みました。
水瀬ケンイチ氏は、投資ブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」で有名なインデックス投資ブロガーです。
それでは早速主要ポイントです。
主要ポイント
・インデックス投資は、基本的には世界中の株や債券に分散したインデックスファンドを、毎月定期的に同じ金額を積み立てて、あとは寝かせておくだけ
・投資信託のメリットは、少額から購入できる、たくさんの銘柄の株式や債券に分散投資できる、運用に携わる金融機関が破綻しても資金が守られていることの3点
・アクティブファンドの70~80%はインデックスファンドに負けている
・世界中に分散された株や債券のインデックスファンドこそ、積み立て投資に最適
・(生活防衛資金の)目安としては「生活費の2年分」を、銀行預金など流動性の高い金融商品で確保することが望ましい
・インデックス投資においていちばん大切なことは「自分のリスク許容度を知ること」
・リスク許容度とは、投資家の許容できるリスクの範囲のことで、資産運用で発生する損失を1年間でどの程度受け入れられるかの度合い
・金融の世界では、リスクとは「将来の結果の不確実さ」のことを表す
・資産配分(アセットアロケーション)がすべての勝敗を決める
・(インデックス投資に最適な金融期間は)SBI証券か楽天証券
・インデックス投資家の仕事は「売りたくなったときに我慢すること」
・私たち投資家がコントロールできるのは、コストと、せいぜいざっくりとしたリスクまでで、将来のリターンはコントロールできない
・インデックス投資の出口戦略は、
①リアロケーション(資産配分比率の変更)
②定額ではなく定率の取り崩し
③必要になったら必要な分だけ取り崩す
・「ウォール街のランダム・ウォーカー」では(定率の取り崩し割合は)保有資産の4%を取り崩す「4%ルール」をすすめている
・4%という数字の根拠は、米国において、株式:債券=50:50の資産配分で運用して年5.5%の期待リターンを見込むという前提で、インフレ率を1.5%と仮定すると、毎年4%を取り崩すだけなら、計算上は保有資産を減らさないで運用し続けられるという考え方
・積み立てる時は定額、取り崩す時は定率
所感
著者の15年にわたるインデックス投資の集大成とも言えるべき内容で、非常に勉強になりました。
ついつい個別株を掘り当てて、1発大当たりを狙いたくなるものですが、やはり投資の軸はインデックス投資でブレずに進めていこうと思った次第です。
本棚にキープして、何度も読み直したい良書です。
p.s.
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