マーク・リクテンフェルド氏の著書「日本人が知らない秘密の収入源『年100回配当』投資術」を読みました。
マーク・リクテンフェルド氏は、現在私も購読しているオックスフォードインカムレターの著者でもあります。
本書は、マーク氏が執筆した2012年のベストセラー『Get Rich With Dividends(配当金でお金持ちになる)』の邦訳版となっています。
マーク氏らしいデータに基づいた解説が豊富で、非常に勉強になりました。
それでは、主要ポイントです。
主要ポイント
・10-11-12システム。これは10年間で11%の利回りを生み出し、平均で年12%のリターンを得られるようにつくられている。
・配当貴族(Dividend Aristocrats)の概念はシンプル。スタンダード・アンド・プアーズ500指数の銘柄で、最低25年間にわたって増配を続けている企業。
・高配当貴族指数に連動するETFの購入は、オススメしない。その理由は①新しすぎる、②セクターのウエイトに関する権限が無い、③長期実績が無い、④個々の株でもっと高利回りのものが見つかる。
・毎年増配する大企業に投資すること。数年したら、あなたは市場の取引やアクティブ運用型のミューチュアルファンドに資本を投下するよりも、もっと何倍ものお金を手に入れる。
・配当が上がっているのは、企業の見通しに対する経営陣の自信の表れ。
・配当の成長と安全性は、利回りよりも重要だから、もし今後10年でよりよい投資ができそうだと思えば、4.5%ではなく3.7%の利回りを選ぶ可能性もある。
・10年間で11%の利回りと12%の年平均総リターンを生む配当株を選ぶ重要な基準は、以下の3つである。①利回り ②配当の成長 ③配当性向
・一般的に投資先の(キャッシュフローにもとづく)配当性向は、75%かそれ以下だとよい。
・利回り4.7%で毎年10%増配する企業の株を保有していたら、10年後にあなたの利回りは11.1%である。
・利回りの目標は4.7%だが、最低限利回り4%の株を探してみること。
・配当成長は10%か、それ以上。
・少なくとも年に1度は、下記の問題が起こっていないか、株を確認すること。
①配当性向の上昇
②キャッシュフロー、収益または売上の減少
③配当戦略の変化
所感
350ページに渡り、マーク氏の投資に対する信念と具体的方法がビッシリ書かれています。
その中核をなすのが、10-11-12システムです。
本書はその概念の紹介と、なぜ米国株投資なのか、なぜ10-11-12システムが有効な戦略なのか、という事が過去のデータ、個別株の事例に基づき紹介されています。
もし本書を読んで、10-11-12システムに興味を持たれたら、ぜひオックスフォードインカムレターを購読する事をオススメします。
マーク氏が10-11-12システムに基づいて、具体的な銘柄をいつ買い、いつ売却すべきか、米国株の動向は今どうなのか、という事を毎月届けてくれます。
私もオックスフォードインカムレターを購読しておりまして、いつも銘柄購入の参考にしています。
米国株投資を始めようと検討している人はもちろん、米国株投資家の皆様にもぜひオススメしたい1冊です。
p.s.
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銘柄選びの参考になりますよ。
p.p.s
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