【書評】エナフン流VE(バリューエンジニアリング)投資法

奥山月仁氏の著書「“普通の人”でも株で1億円! エナフン流VE(バリューエンジニアリング)投資法」を読みました。

コロナショックの大暴落をきっかけに、日本株への中短期投資を始めました。

そこから日本株に関する本を複数読みまして、本書が最もおすすめの1冊です。

それでは、主要ポイントです。

主要ポイント

・バリューエンジニアリングとは、「より優れた製品をより安く作る方法」の研究から発展したビジネスの手法である。

・バリューエンジニアリング投資法とは、モメンタム投資による株価の歪みを逆手に取り、グロース投資のリターンの大きさを取り入れつつ、バリュー投資の安定したリスクの低さを実現させ、しかも難易度を高めず、むしろ理解を促進する。そのためのツールである。

・V(バリュー)=F(ファンクション)÷C(コスト)

・V(上昇可能性)=I(本質的価値)÷P(株価)-1(投資元本)

・株式投資におけるバリュー発生パターンは次のようになる。

  • ①本質的価値は変わらないのに株価が下がった。
  • ②本質的価値は拡大しているのみに株価が下がった。
  • ③本質的価値は拡大しているのに株価が上がらない。
  • ④本質的価値は大幅に上昇しているのに、株価の上昇が追いついていない。
  • ⑤本質的価値も下がったが、それ以上に株価が下がった。

・バリューエンジニアリング投資の3つのキーワードは、厖大な数の人、秩序、想像。

・小型株を買い向かう、パニックを買い向かう、平均以上の想像力を獲得する、という3つの戦略で投資候補を探すのである。

・PER15倍あたりを妥当と判断しても大きな問題はないと考える。

・企業の本質的価値は2つの因子から決まる。1つは「将来性を加味したあるべきPER」で、もう1つは「実力値ベースの予想EPS」だ。

・バリューエンジニアリング投資の5原則

  • 原則1:2倍高以上を狙える株のみを買う
  • 原則2:3〜5年の長期保有
  • 原則3:5〜10銘柄に集中投資する
  • 原則4:先の明るい企業にだけ投資する
  • 原則5:ボーナスポイントになりそうな材料を探す

・未来を予想するにあたっては、まずは次のような4つのパターンに物事を分類する必要がある。

  • 予測可能領域
  • シナリオ分析で対応すべき領域
  • トレンド分析で対応すべき領域
  • 予測不可能な領域

・バリューエンジニアリング投資における売却ルールは次の3つだ。

  • 先行きが暗くなった場合
  • 十分に割高になった場合
  • 他にもっと良い銘柄を見つけた場合

所感

上記に書ききれなかった内容としては、「バリューエンジニアリング投資一覧表」と「あるべきPERの基準表」がとても参考になりました。

この2つだけでも元は取れる自信があります。笑

日本株投資をこれから始める方、既に取り組まれている方、どちらにもお勧めの本です。

p.s.

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銘柄選びの参考になりますよ。

p.p.s

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